ちゅら島のめぐみ
秋ウコン
今回は、12月中旬頃から収穫シーズンを迎える秋ウコンをご紹介します。醗酵ウコンの原料で、沖縄では琉球王朝時代から健康維持のための食材として重宝されてきた秋ウコン。二日酔い対策として有名ですが、実は老化や物忘れ予防としても大注目されている素晴らしい食材なのです。
ハツラツとした毎日を秋ウコンが全力サポート!
ウコンはインドの伝承医学(アーユルヴェーダ)では5千年もの歴史をもち、沖縄では琉球王国時代から珍重されてきた食材です。民間療法に利用されたり、「うっちん茶」として古くから日常的に沖縄の人々の健康を支えてきました。ウコンには、春ウコン、紫ウコンなど100種類以上の品種がありますが、学名のウコンは「秋ウコン」をさします。
二日酔い対策としてのイメージが強い秋ウコン。そのパワーの秘密は、ウコン自体の鮮やかな黄色の色素成分「クルクミン」にあります。秋ウコンのクルクミン含有量は、なんと春ウコンの10倍以上!(下図参照)。
疲れがたまって目覚めも悪く、体が重い…でもそんな不調を加齢のせいにはしたくない、という方にもおすすめです。
クルクミンの最も有名な効能は肝臓を守るはたらきです。代謝や解毒、脂肪の消化吸収など重要な役割を担う肝臓が弱まると、慢性的な疲労感や食欲不振、不眠などを誘発してしまいます。肝臓の健康を保つことは、未来の健康を守ることにつながります。
また、老化の原因となる体のサビ(酸化)を防ぐ抗酸化力にも優れ、酸化によるストレスから脳神経を守ったり、記憶力を高めるなど脳の若々しさもサポート。さらに近年ではアルツハイマーの原因とされる脳内のゴミ(アミロイドβ)の蓄積を防ぐはたらきがあることもわかり、認知症予防としての効果も期待されています。
栄養たっぷりの土の中でまるまる育ったウコン。中には栄養がぎっしり。
独自発酵で引き出した秋ウコンの底力
素晴らしい健康効果が期待されるクルクミンですが、体内に吸収されにくく、独特な香りと味わいから日常的な摂取は難しいとされてきました。
100%沖縄県産の秋ウコンを使用した弊社の『醗酵ウコン』は、有用微生物群による発酵により吸収率を高め、ミネラル類を増加させることにも成功。独特な風味もマイルドになり、飲みやすくなりました。強い日差しとミネラル豊富な土壌でたくましく育った秋ウコンを、毎日の健康にぜひお役立てください。
- 4月〜5月、畑へ親株の植え付けをしていきます。お互いの成長を妨げないよう、十分に間隔を空けます。
- 生えてくる雑草をこまめに処理し、畑の栄養がウコンに行き渡るようにします。
- 土中の栄養状態に応じて堆肥などの有機肥料を追加し、成長を促します。
- 根腐れしないよう慎重に水やりし、台風を警戒しながら成長させます。青々とした畑の土の中では、根に栄養が蓄えられていきます。
- 8月〜9月頃に葉は70〜80cmほどになり、美しい花が咲きます。着実な成長が感じられる時です。
- 12月中旬を過ぎ、 寒くなって枯れた葉を刈り取って収穫の準備をします。
- 機械は使わず、鍬と手堀りで根を丁寧に収穫します。 有用微生物群で発酵させ、『醗酵ウコン』の原料になります。