アーサのポタージュスープ
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おウチで琉球薬膳
薬膳とは、中国伝統医学の理論に基づいて作る「体の調子を整える美味しい料理」のこと。
このコーナーでは、沖縄食材を使用した琉球薬膳レシピをご紹介します。
アーサのポタージュスープ
アオサの若草色が春らしい、口あたりの良いひと品。汗をかきづらい冬の間にこもった体の熱を排出するはたらきがあり、イライラや火照りを鎮めます。
＜材料＞ 2人前
乾燥アーサ（アオサ） … 20g
山芋 … 100g
砂糖 … 大さじ2
かつおのだし汁 … 200cc
塩 … 小さじ1/2
味噌 … 小さじ1/2
＜ポイント＞
アーサはお湯で戻した後、しっかり冷やすことでキレイな若草色に。冷やし方が足りないと仕上がりの色が悪くなるので気をつけましょう。
1.山芋の皮をむき、2cm角くらいに乱切りしてから竹串がすっと通るまで蒸す。
2.乾燥アーサはお湯で戻し、流水でよく冷やしてから絞って水気を切る。
3.１と２をかつおのだし汁に入れて、ミキサーにかける。
4.鍋に３と豆乳を入れて火にかけ、温まってきたら味噌を加えて出来上がり。
＊温かいままはもちろん、冷蔵庫で冷やしても美味しく召し上がれます。
〈食材ヘルシーメモ〉
アーサ（アオサ）
体の熱を取る清熱作用があり、利尿作用を高めることでむくみを解消します。また、感情が高ぶるのを抑える効果もあります。
山芋
冬に衰えがちな足腰を丈夫にする、老化防止にも役立つ食材です。味噌と組み合わせることで胃腸の冷えを補います。
レシピ監修
「薬膳龍花」琉球薬膳料理研究家 沖縄県知事認定 琉球料理伝承人
宮國 由紀江（みやぐに ゆきえ）さん
琉球王朝時代に残された『御膳本草（ぎょぜんほんぞう）』を元にしたレシピを考案しています。沖縄ならではの食材を組み合わせて、さまざまな効果・効能を引き出すのが薬膳です。