青パパイヤと豚肉のスープ

おウチで琉球薬膳

薬膳とは、中国伝統医学の理論に基づいて作る「体の調子を整える美味しい料理」のこと。
このコーナーでは、沖縄食材を使用した琉球薬膳レシピをご紹介します。

青パパイヤと豚肉のスープ

寒さで身体がこわばる冬。胃腸を整える青パパイヤと全身を潤す豚肉を組み合わせた温スープが、冬に弱りやすい箇所を内側からサポートします。

<材料> 2人前


青パパイヤ … 200g
豚肩ロース … 100g
乾燥キクラゲ … 3枚
ニラ … 1束
かつおだし … 600cc
塩またはナンプラー(魚醤) … 小さじ1

※青パパイヤが手に入らない場合は、大根でも代用できます。

<ポイント>

豚肉はしっかり茹でこぼすことで、脂の質がリノール酸からオレイン酸に変化。質の良いゼラチン質(コラーゲン)となり、体を潤します。

1.豚肩ロースは、ブロックのままで50分ほど茹でる。

2.青パパイヤの皮に包丁で数ヵ所傷を付け、水を入れた大きめのボウルに浸けてアクを抜く。

3.アクを抜いたパパイヤの皮をむき、種を取って3cm角に切る。

4.乾燥キクラゲを水にもどして千切りにする。

5.鍋にかつおだしを入れ、一口大にカットした豚肉、パパイヤ、キクラゲを入れて火にかけ、沸騰したら中火でしばらく煮込む。

6.各材料に火が通ったら、塩かナンプラーで味を整え、最後にニラを入れて出来上がり。
※ナンプラーを使うと「アジア風」になります。

 

〈食材ヘルシーメモ〉

 

青パパイヤ

脂肪分解酵素を豊富に含むため、一緒に煮込むと肉が柔らかくなり、寒さで機能が衰えがちな胃腸の調子を整えてくれます。

 

キクラゲ

耳の形に似たキクラゲには造血作用があり、体の冷えを取ります。風邪予防になるニラと共に、冬場にたくさん食べたい食材です。

レシピ監修

「薬膳龍花」琉球薬膳料理研究家 沖縄県知事認定 琉球料理伝承人
 宮國 由紀江(みやぐに ゆきえ)さん

琉球王朝時代に残された『御膳本草(ぎょぜんほんぞう)』を元にしたレシピを考案しています。沖縄ならではの食材を組み合わせて、さまざまな効果・効能を引き出すのが薬膳です。

一覧に戻る

青パパイヤと豚肉のスープ

お届け方法 販売価格
定期お届け