りんごと黒糖のパイ
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おウチで琉球薬膳
薬膳とは、中国伝統医学の理論に基づいて作る「体の調子を整える美味しい料理」のこと。
このコーナーでは、沖縄食材を使用した琉球薬膳レシピをご紹介します。
りんごと黒糖のパイ
空気が冷たく乾燥しやすい冬は、お腹が冷えて腹痛や下痢に 悩まされることも多い季節。そうした症状を和らげてくれる、 黒糖とりんごを組み合わせたお手軽スイーツです。
<材料> 2人前
りんご … 1個(約270g)
黒糖生姜シロップ … 大さじ3
水 … 200cc
アーモンド … 20粒
<生地>
小麦粉 … 160g
アーモンドパウダー … 30g
砂糖 … 大さじ1
バター … 50g
水 … 50cc
<新発売>
島の黒糖生姜シロップ 100ml 1,200円(税込み)
1.ボウルに水以外の生地材料を入れて手ですり合わせ、ホロホロするまでよく馴染ませる
2.1に水を入れ、一つにまとまるまでこねる
3.りんごをくし形に切り、黒糖生姜シロップと水と共に鍋に入れて火にかけ、りんごが透明になり始めたら火を止める
4.2の生地を2等分して直径10cmくらいに伸ばし、3のフィリングを乗せて刻んだアーモンドを散らす
5.4を包むようにしてパイの形を整え、180℃に熱したオーブンで30分焼いたら出来上がり
〈食材ヘルシーメモ〉
りんご
消化を助け、肺を潤して空咳を防ぐ効能があるので寒い冬には積極的に食べたい果物です。
黒糖
夏に弱った胃腸を温め、補う効果があります。
アーモンド
脂質の多いアーモンドは、りんごと同様に肺の乾きを潤し、便通を良くする効能が期待されます。
レシピ監修
「薬膳琉花」琉球薬膳料理研究家 沖縄県知事認定 琉球料理伝承人
宮國 由紀江(みやぐに ゆきえ)さん
琉球王朝時代に残された『御膳本草(ぎょぜんほんぞう)』を元にしたレシピを考案しています。沖縄ならではの食材を組み合わせて、さまざまな効果・効能を引き出すのが薬膳です。