脈々WEB版 2024年秋号
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山原の森からの手紙
立秋大凪 りっすーうーどぅり
立秋大凪 りっすーうーどぅり
風が止まって海が凪ぎ
晩夏になってもギラギラと
夏の太陽が留まるころ
僕のふるさと八重山では
海の彼方ニライカナイから
五穀豊穣の神々をお迎えして
今年の豊作を祝い感謝する
時を同じくしてやってくる
幾つかの台風が島を洗い
季節は秋へと運ばれていく
写真・文/仲程長治
1959年八重山・石垣島生まれ。「琉球の陰翳美」をテーマに写真、映像、デザインなど自由な創作活動を行う。
2017年より沖縄本島北部の地域芸術祭「やんばるアートフェスティバル」の総合ディレクターを務めている。