リュウキュウカジカガエル

山原の森からの手紙

リュウキュウカジカガエル

リュウキュウカジカガエル
山原(沖縄本島北部)は、面積では日本の0.1%にもかかわらず、地球上ここにしかいない固有種の宝庫であるなど、多様な生物が息づいています。
自然ガイドの上開地広美さんが今回紹介してくれる沖縄のカエルのほとんどは琉球列島の固有種です。

「山原は日本一カエルの種類が豊富な森です。」

 梅雨の水たまりにいっせいに卵を産むのはリュウキュウカジカガエル。「捕食されやすいタイプなので一気に繁殖して生き残ろうとします」。一方、成長も繁殖もゆっくりなイシカワガエルやナミエガエルは希少種になりました。

 野生動物であるカエルは眼を瞑って眠ることはほとんどありません。「眼を開けたまま脳は休ませてます。 夜は瞳孔がまん丸で、昼間は横につぶれたような形に瞳孔が涙形や菱形でかわいいんです」。

 下の写真のアオミオカタニシは、緑の体に色白の顔、赤いほっぺ。緑は殻の色ではなく、中が透けて見えています。

 マイマイとタニシの違いは大きく2つあります。「タニシはマイマイよりも水中生活が長く、近年陸上に進出したタイプで、殻にコンタクトレンズのようなフタがあります。2つ目の違いは眼の位置。 タニシの眼は触覚の根本にあるんですよ」。

  • アオミオカタニシ
  • アオミオカタニシ
  • 取材協力

    Endemic Garden H

    沖縄県国頭郡国頭村謝敷161

    https://endemicgarden.jp

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