脈々WEB版 2020年冬号

おウチで琉球薬膳

薬膳とは、中国伝統医学の理論に基づいて作る「体の調子を整える美味しい料理」のこと。
このコーナーでは、沖縄食材を使用した琉球薬膳レシピをご紹介します。

大根もち

空気が乾燥しがちな冬は、体を温めるのと同時に肺を潤し、温め続けるエネルギーを補充することが大切です。冬場に積極的に食べたい3つの食材(大根・からし菜・山芋)を使った「大根もち」は、風邪を予防し、のどの痛みや鼻水などの症状を穏やかにする一品です。

<材料> 2人分


大根 … 150g
山芋 … 200g
からし菜 … 200g
塩 … 小さじ1
小麦粉 … 大さじ4
片栗粉 … 大さじ1
サラダ油 … 大さじ2

●タレ

醤油・酢 … 適量
醗酵ウコンパウダー … 少々

<ポイント>

山芋と片栗粉のもちもち感がポイントです。油を少し多めに引くとカリッと仕上ります。

このレシピで使った商品

醗酵ウコンパウダー

醗酵ウコンパウダー

気落ちしやすい冬に血行を促進し、気を上げる効果もあるウコン。少量なら味の邪魔をしないので、具材に混ぜてもOKです。

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〈作り方〉

1.大根は千切りにして、山芋は皮を剥いてすりおろす。

2.からし菜は1cm幅に切ってかるく塩を振り、しんなりしたら水気を しっか り絞る。

3.1と2に、塩・小麦粉・片栗粉を加えて混ぜ合わせ、8等分して薄い小判型にする。

4.フライパンにサラダ油を敷いて3を入れ、片面をしっかり焼く。

5.焦げ目がついたらひっくり返し、もう片面にも焦げ目をつけ、弱火で3分程度焼く。

6.醤油と酢を合わせ、お好みで醗酵ウコンパウダーを加えたタレ につけて食べます。

 

〈食材ヘルシーメモ〉

 

大根

冬に最も摂るべき食材で、胃腸の消化を助けます。
体を温め過ぎて乾燥した肺を潤します。

 

からし菜

風邪予防の代表的な食材で、鼻水や痰を出しやすくします。大根との組み合わせがおすすめ。

 

山芋

大根と同じく肺を潤し、胃腸の調子を整えます。滋養のある食材で、体を芯から温め続けエネルギーを補充してくれます。

レシピ監修

「薬膳龍花」琉球薬膳料理研究家 沖縄県知事認定 琉球料理伝承人
 宮國 由紀江(みやぐに ゆきえ)さん

琉球王朝時代に残された『御膳本草(ぎょぜんほんぞう)』を元にしたレシピを考案しています。沖縄ならではの食材を組み合わせて、さまざまな効果・効能を引き出すのが薬膳です。琉球料理はそのまま薬膳であることを教えられます。

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大根もち

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