オキナワモリバッタ
「一匹一匹になぜこう進化して
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山原の森からの手紙
オキナワモリバッタ
「一匹一匹になぜこう進化して
きたかというストーリーがあります」
バッタの中で唯一、森の中で暮らすために進化したモリバッタ。オキナワモリバッタは、中琉球の固有亜種です。草原のバッタの触覚は太くて短いものですが、モリバッタは薄暗い森で暮らすために触覚が長くなりました。触覚の先が白いのもモリバッタだけ。
生き物には一匹一匹になぜこう進化してきたかというストーリーがあり、それが分かると親近感がわいてきます。
「毛虫が嫌われるのはかぶれそうだからですよね。実は毛虫のほとんどは毒を持っていません。この子も触っても背中を撫でても大丈夫。本人は喜びませんが(笑)」
ルリモンホソバ(蛾)の幼虫は苔を食べる仲間です。青々とした苔ではなく、藻類と菌類が合体したような地衣類の生き物をかじります
「色使いがおしゃれなんです。背中は細いストライプで足は真っ赤。毛も白くてふわっふわでロッカーみたいなパンクヘアです」
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取材協力
Endemic Garden H
沖縄県国頭郡国頭村謝敷161
https://endemicgarden.jp